プロテインシェイカーの選び方|見落としがちなのは底の形
プロテインシェイカーは、どれも似たような筒に見えます。だから値段と見た目で選びがちですし、実際それでも困らないことは多いです。
ただ、毎日使って毎日洗う道具なので、細かい違いが使い勝手にそのまま出ます。なかでも差が出るのが底の形です。店頭でパッと見ただけでは気づきにくいところで、選び方の記事でもあまり触れられていません。
この記事では、プロテインシェイカーを選ぶときに見るポイントを5つに整理します。

プロテインシェイカーは何で選べばいい?
容量、混ぜる仕組み、底の形、素材、洗いやすさの5つです。使う場面が決まれば、ほぼ絞り込めます。
先に全体像を出しておきます。
| 見るところ | 判断の目安 |
|---|---|
| 容量 | 自宅で飲むなら小さめ、持ち歩いて水分補給も兼ねるなら大きめ |
| 混ぜる仕組み | ボール入りか、フタにメッシュが付いているか。基本はどちらか一方。好みで選んでよい |
| 底の形 | 角があると粉がこびりつく。丸底は残りにくく洗いやすい |
| 素材 | プラスチックは軽い。ステンレスは匂いがつきにくいと言われます |
| 洗いやすさ | パーツの数、溝の少なさ、口の広さ、食洗機に対応しているか |
このうち底の形はあまり語られないので、順番に見ていきます。
容量はどれくらいを選べばいい?
自宅で飲み切るなら小さめ、運動中の水分補給も兼ねるなら大きめが基本です。粉を溶かすと液面が上がるので、飲む量ぴったりでは足りません。
一般的には、自宅や運動直後に飲むだけなら300〜500ml前後、運動中もこまめに飲むなら600ml〜1L前後が目安とされています。
見落としやすいのが、振るための余白です。水500mlにプロテインを溶かすと、できあがりは500mlより多くなります。そのうえ、中身がぎっしりだと粉が動く余地がなく、混ざりにくくなります。飲みたい量より一回り大きい容量を選んでおくと、振る回数が減って結果的に楽です。
混ぜる仕組みは「ボール」と「メッシュ」のどちらがいい?

好みで選んで大丈夫です。ボールはボトルの中に入れるタイプ、メッシュはフタ側に取り付けられているタイプで、基本はどちらか一方です。メッシュが付いている製品に、さらにボールを足すことはしません。
ボール(シェイカーボール)
金属のワイヤーを球状に巻いたボールを、ボトルの中に入れておくタイプです。振ると中で動きながら、粉のかたまりに直接ぶつかって崩します。
メッシュ(フィルター)
フタに取り付けられている網です。振ったときに液体が網を通り抜ける際に、かたまりが崩れたり、大きなダマがそこで止められたりします。網の目に粉が残りやすいので、洗うときはそこを意識してください。
私自身、両方を使ってきましたが、混ざりやすさにそれほど差は感じませんでした。洗う手間も、ボールを別に洗うか、メッシュの目を洗うかの違いで、どちらが楽ということはありません。どちらでも好みで選んで問題ないと思います。
底の形は角と丸、どちらがいい?

丸底のほうが扱いやすいです。底に角があると、そこにプロテインがこびりつきます。溶け残りと洗い残しが、どちらもこの角に集まります。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
多くのシェイカーは筒状で、底が平らになっています。すると側面と底の境目に、ぐるりと角ができます。**粉を入れて水を注ぐと、溶け切らなかった粉がこの角に溜まります。**振っても、水流が角の奥までは届きにくいので、そこだけ最後まで残ります。
さらに厄介なのが、洗うときです。スポンジは基本的に丸い面をなぞる形になるので、角の奥はスポンジの先が当たりにくい場所です。洗ったつもりでも、指を入れて触ると粉が残っていることがあります。プロテインは乳製品由来のものが多く、残ったまま放置すると匂いのもとになります。
これに対して、最近は底に丸みを持たせた製品が出ています。底が球状に近い形になっていて、角そのものが存在しません。粉が溜まる場所がないので溶け残りが減り、スポンジも底まで素直に届きます。
つまり底の形は、**混ざりやすさと洗いやすさの両方に同時に効きます。**値段や見た目に比べて地味な部分ですが、毎日使うことを考えると、ここを見ておく価値は高いです。
店頭で確認するときは、シェイカーを持ち上げて底を覗き込むのが早いです。側面から底へのつながりが、角ばっているか丸みを帯びているかで判断できます。
プラスチックとステンレス、どちらがいい?
軽さと価格ならプラスチック、匂いのつきにくさと保冷ならステンレスと言われています。毎日洗って毎日使うなら、匂いの出方が分かれ目になります。
プラスチックは軽く、種類も多く、価格も抑えられます。一方で、使い込むと表面に細かい傷がつき、そこに汚れが残って匂いの原因になると言われています。
ステンレスは匂いがつきにくく、冷たさが続きやすいとされています。重さと価格は上がります。中が見えないので、洗い残しに気づきにくいという面もあります。
どちらが正解ということはありません。素材の差より「使ったらすぐ洗う」ができるかどうかのほうが大きいと考えています。すぐ洗えない日が多いなら、匂いが残りにくいとされる素材を選んでおくほうが気楽です。
洗いやすさはどこを見ればいい?

パーツの数、溝の少なさ、口の広さ、そして食洗機に対応しているかの4点です。毎日の手間に直結する部分です。
- パーツの数:フタ、パッキン、ボール、飲み口カバーと分かれていくほど、洗う点数が増えます。シンプルな構成ほど日々は楽です
- 溝とパッキン:ネジ溝やパッキンの隙間は、粉が残って匂いのもとになりやすい場所です。パッキンが取り外せるかどうかも見ておくとよいです
- 口の広さ:スポンジを持った手が中に入るかどうかで、洗い残しの量が変わります
- 食洗機:対応と書かれていても、フタだけ不可という製品もあります。手洗いの手間を減らしたいなら、購入前に製品の表示を確認してください
まとめ
- プロテインシェイカーは、容量・混ぜる仕組み・底の形・素材・洗いやすさの5つで選べます
- 容量は、飲みたい量より一回り大きめを選ぶと、振る余地ができて混ざりやすくなります
- 混ぜる仕組みは、ボールがボトルの中に入るタイプ、メッシュがフタ側に付いているタイプ。基本はどちらか一方です。混ざりやすさにも洗う手間にも大きな差は感じないので、好みで選んで大丈夫です
- 底の形は見落とされがちですが、角があるとそこに粉がこびりつきます。溶け残りと洗い残しが同じ場所に集まるので、丸底のほうが扱いやすいです
- 素材は、軽さと価格ならプラスチック、匂いのつきにくさならステンレス。ただし素材の差より「すぐ洗う」ができるかのほうが大きいと考えています
- 洗いやすさは、パーツの数・溝・口の広さ・食洗機対応の4点。食洗機対応の表示は製品ごとに違います
毎日続ける道具なので、選ぶときは「飲むとき」だけでなく「洗うとき」を想像してみてください。底の形は、その両方に効いてきます。
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