プロテインの持ち運び|入れ物は「1日に何回、外で飲むか」で決まる
ジムに行く朝、プロテインをどうやって持っていくか。粉のままシェイカーに入れる人、小分けケースに詰める人、ジップ袋に移す人。だいたいこの3つに分かれます。
調べてみると、どのページもほぼ同じことを書いていました。粉のままシェイカーに入れるのが手軽、1回分をチャック付き袋に分けてもいい、溶かした状態で持ち運ぶのはやめたほうがいい。これは正しいと思います。
ただ、どのページにも書かれていないことがひとつありました。持ち運びで困るのは容器ではなく、家で1回分を移すところです。この記事では、この3つに「袋ごと持っていく」を足した4つを場面ごとに並べたうえで、そこまで書きます。

プロテインの持ち運びは、何に入れるのがいい?
**1日に何回、外で飲むかで決まります。**ジムで1回ならシェイカーに直接、昼と夕方も飲むなら小分けケースが向いています。
| 入れ方 | 向いている場面 | 割り切る点 |
|---|---|---|
| ① シェイカーに直接 | 外で飲むのが1回。ジムで飲んで、その場で洗える | 帰りに洗えないと、プロテインが残ったまま持ち帰ることになる |
| ② 小分けケース | 外で飲むのが1日2〜3回。昼・夕方・ジム前 | ケースそのものを持ち帰ることになる |
| ③ ジップ袋 | 帰りの荷物をゼロにしたい | 粉が袋の内側に張り付いて出しきれないことがある |
| ④ プロテインの袋ごと | 泊まりで、現地でも毎日飲む | かさばる。移動中に口が開くと荷物の中で広がる |
回数が決まれば入れ物はほぼ決まります。そのうえで、往復の途中で洗面台に立ち寄れるかどうかが、①を選べるかを分けます。
シェイカーに粉を直接入れて持っていくのはあり?
**外で飲むのが1回なら、これが素直な答えです。**持ち運びを扱っているページはどれも最初にこれを挙げていますし、道具も増えません。ただし、帰りに洗える場所があるかどうかは先に確認しておいたほうが安全です。
粉を入れたシェイカーをそのまま鞄に入れて、ジムで水を注いで振る。道具はシェイカー1本で済みますし、計量も家で終わっています。この手軽さは他の方法にありません。
引っかかるのは帰り道のほうです。飲み終わったシェイカーをその場で洗えないと、内側に粉と水分が残ったまま鞄の中で数時間過ごすことになります。ジムのシャワー室で水を入れて振って捨てるだけでも状況は変わるので、「行きに何を入れるか」より「帰りに一度すすげるか」を先に決めておくと、この方法は快適になります。
なお、家で溶かしてから持っていくのは避けたほうがいいと案内されています。プロテインメーカーのVALXは、水や牛乳で溶いた状態での持ち運びについて「衛生的ではない」と明記しています(VALX)。持っていくのは粉のまま、が前提になります。
小分けケースには、何を入れるのか?
**日数分ではなく、その日の2回目・3回目です。**朝は家で飲んで、昼と夕方の分を持ち出す。ケースが段に分かれているのは、そのためです。
プロテインを1日に何度か飲む人が、外で飲むぶんだけを持ち出すための道具です。
- 朝は家で飲む。昼と、夕方のぶんの2回分をケースに詰めて出る
- もっと刻む人なら3回分。昼、15時か16時ごろ、そしてジムに行く前
段が分かれていると、飲むときに考えなくて済みます。1段ぶんが1回分だと決めておけば、その場で量を測る必要もありません。ここが袋との違いです。
容量の話をひとつ足しておきます。**1回分は思っているより小さいです。**販売されている製品の公称値から逆算すると、プロテイン30gのかさはおよそ65〜85mLです。ダイソーのプロテイン容器(3段)は合計520mL(200+160+160)なので、1日3回分を入れてもまだ余ります。容器が小さすぎて入らない、という失敗はまず起きません。
ジップ袋はどんなときに使う?

**帰りの荷物をゼロにしたいときです。**飲んでしまえばゴミになるので、手ぶらで帰れます。
ただ、ジップ袋で持ち歩いている人は、それほど多くない気がしています。持ち運びの記事にはよく出てきますが、毎日やるには詰めるのが面倒で、袋の内側に粉が張り付いて最後まで落ちきらないからです。
それでも、ひとつだけ他の方法にない利点があります。帰りに何も残らないことです。出張で「行きは回数分、帰りは手ぶら」にしたい場面や、ジムのあとに荷物を増やしたくない日には、これが効きます。
粉をいちばんこぼすのは、どこ?

**家で1回分を移すときです。**袋やケースの口は狭く、プロテインは細かい粉なので、スプーンから移す途中で舞います。
これに気づいたのは、携帯用として売られている製品を眺めていたときでした。漏斗そのものか、漏斗が付いているものが、やたらと目立ちます。
たとえばMPNの「粉末サプリメント小分け携帯用漏斗」は、容量230mL(プロテイン粉末で約80g相当)で、ペットボトルのキャップ部分に直接装着して粉を流し込む形をしています(フィジーク・オンライン)。持ち運ぶための容器なのに、商品の主役が漏斗なのです。
粉を出す機構を作ってきた側から見ると、この漏斗の多さは腑に落ちました。製品を作っている側は、持ち運びの難所が「容器」ではなく「移し替え」だと、とっくに分かっているということです。買う側だけが容器を比べている。
ただ、漏斗が万能というわけでもなさそうです。形を見ていて思ったのは、サラサラした粉なら落ちるだろうけれど、しっとりした粉は途中で止まるのではないかということです。漏斗は下にいくほど口が狭くなるので、粉が出口の上でアーチを作って落ちてこない状態が起きやすい形をしています。特定の製品の話ではなく、漏斗という形そのものについての話です。実際に試したわけではなく、形からの見立てです。
プロテインは商品によって粉の質がかなり違います。指ですくうとサラサラ流れるものもあれば、しっとりして手に付いてくるものもあります。漏斗を買うなら、いま使っている粉がどちらかを一度確かめてからのほうが、無駄になりにくいと思います。
もうひとつ、量のほうにも同じ構図があります。プロテインメーカーのエクスプロージョン(X-PLOSION)は、付属スプーンについて公式FAQで「保管場所の『湿度』や『盛る圧力』によってパウダーの密度が変化し1杯分の容量が変わると考えられておりますため、すりきり1杯での正確なグラム表記をしていません」と説明しています(X-PLOSION公式FAQ)。**スプーン1杯が何グラムかは、メーカーでも言い切れません。**出先では量りようがないので、気にするなら家で測ってから詰めることになります。
泊まりの出張や旅行では、どう持っていく?
**小分けケースは1日分の道具なので、泊まりの日数分には向きません。**回数分のジップ袋か、プロテインの袋ごとが現実的です。
数え方が変わるところです。3泊で1日2回飲むなら6回分。3段のケースでは足りません。日数ではなく、泊数×1日の回数で考えることになります。
回数が少なければ、その数だけジップ袋を作って一緒にまとめるのが軽く、飲むたびに荷物が減っていきます。滞在が長く、現地でも毎日飲むなら、プロテインの袋ごと持っていくのが結局のところ手間が少なくて済みます。この場合は、袋の口が移動中に開かないようにだけ気をつけます。
結局、どれを選べばいい?
**1日に何回、外で飲むかで決まります。**入れ物はもう家にあるものでだいたい足りています。
- 外で飲むのは1回だけ。ジムで飲んで、その場で洗える → シェイカーに直接
- 昼と夕方も飲む(1日2〜3回) → 小分けケース。段の数が回数です
- 帰りの荷物をゼロにしたい → ジップ袋
- 泊まりで、現地でも毎日飲む → プロテインの袋ごと。またはジップ袋を「泊数×1日の回数」ぶん
正直に書くと、私たちが作っているのは家に置く道具なので、この記事の答えにはなりません。
まとめ
- **入れ物は「1日に何回、外で飲むか」で決まります。**1回ならシェイカーに直接、2〜3回なら小分けケースです
- ジップ袋は使っている人が多くない気がしますが、帰りに何も残らないという他にない利点があります
- 溶かした状態での持ち運びは、衛生的でないと案内されています。持っていくのは粉のままが前提です
- **こぼすのは移動中ではなく、家で詰めるときです。**携帯用として売られている製品に漏斗が多いのは、そこが難所だからだと思います
- スプーン1杯が何グラムかは、プロテインメーカー自身が言い切っていません。量を管理したいなら、家で測ってから詰めることになります
入れ物は、1日に何回飲むかを数えれば決まります。決まらないのはそのあとで、**粉を移す手間だけは、どれを選んでも残ります。**作っている側はそれを知っていて、買う側だけが容器を比べている。持ち運びで引っかかるところは、たぶんそこです。
関連記事:
ALENNEプロテインディスペンサーについて
私たちMiaomadaは、プロテインの保管と計量を一体にしたプロテインディスペンサーを作っています。家に置く道具なので持ち運びはできませんが、出かける前に1回分を詰めるところは短くなります。
