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Miaomadaという会社①|時計を見ながら働く人をゼロにしたい

プロテインディスペンサーを見て、それを作っている会社のことも少し知りたくなった。そういう方に向けて、Miaomadaという会社の中身を少しずつ書いていくことにしました。今回はその1本目です。

会社の成り立ちや親会社との関係はMiaomadaとは|社名の由来と、板橋区から世界へ挑む理由に、会社として目指す方向は代表・本田敬一郎のビジョンにまとめてあります。この記事はその下にある、もっと手前の話です。会社として一番大事にしていることと、そのために何を選んでいて、何を捨てようとしているか。

一番大事にしているのは、時計を見ないで済むこと

Miaomadaが会社として一番したいことは、時計を見ながら働く人をゼロにすることです。

嫌な仕事をしながら、あと何時間かと時計ばかり見る。これだけは、うちの会社でやってもらいたくありません。逆に、朝仕事を始めたらあっという間に時間が過ぎていて、気づいたらもうこんな時間だ、帰らなくちゃ、と思う。そういう日が多い会社にしたいと思っています。

理由は単純で、やっていて楽しいことがあれば、会社に行くこと自体が億劫でなくなるからです。

会社の行動指針の中にも「楽しさ」という項目はあります。ただ正直に言うと、私の中でこれは他の項目と横に並ぶものではありません。学びも、挑戦も、速さも、信頼も、楽しく働ける状態を作るための道で、目的地はそちらです。指針が登山道だとすれば、楽しさは山頂のほうにある。だからこの記事では指針の一覧を並べるのではなく、山頂のほうの話をします。

手段は、強みを活かせる仕事を続けてもらうこと

そのために選んでいる手段は、一人ひとりが強みを活かせる仕事をやり続けられるように配置することです。この考え方は、ストレングスファインダー(いまの名前はクリフトンストレングス)を知ってからのものです。人にはそれぞれ伸びやすい才能の型があって、弱みを直すより強みを伸ばしたほうが成果が出る、という考え方で、診断も社員全員にやってもらいました。

強みに沿った仕事、もっと言えば本人が好きだと思える仕事は、成果を最大化すると思っています。楽しいほうが本人のためになる、というだけではなく、会社として出る成果もそのほうが大きい。だから、楽しいと思った仕事をやってもらいたい、と強く思っています。

まず自分のことを書きます。私は人と話すのが得意ではありません。代表なので商談も打ち合わせも日常的にやっていますが、得意かと聞かれれば違います。だから、人に渡せるところは渡しています。反対に、形のないものに形を与える仕事、たとえば仕組みを作ったり、新しい商品の骨組みを考えたりすることは好きなので、自分でやります。ただし出来上がった仕組みを回し続けるのは好きではないので、そこも人に渡します。

代表がこうなので、社員のことも同じ目で見ています。日頃から一番気にしているのは「やってて楽しい?」「この仕事、嫌じゃない?」ということで、これは方針というより、実際に口に出して聞いています。

ここで捨てたいもの

実際にやろうとすると、捨てるものがあります。「空いている人に振る」という、一番効率のいいやり方です。

手が空いている人がいて、やるべき仕事がある。普通はそこで振ります。そこで一度止まって、その仕事がその人の強みに沿っているかを見る。沿っていなければ、手が空いていても振らない。そうありたいと願っていますが、少人数の会社でできているかと聞かれると、正直なところ微妙です。目の前の仕事が回らなければ、空いている人に頼むこともあります。それでも、空いているという理由だけで仕事を渡し続けると、時計を見ながら働く人が一人ずつ増えていく。そうならないように、というのがいまの正直な温度です。

嫌な仕事は消えない。だから、苦にならない人が持つ

ここまで書くと「楽しい仕事だけやろう」という話に見えますが、そうではありません。残念ながら、楽しいことだけで仕事は成り立ちません。会社である以上、誰かがやらないと回らない仕事は必ず残ります。

なので同時に、逆のことも考えています。嫌な仕事を、それをそれほど苦にしない人にお願いする、という方向です。

同じ作業でも、人によって苦痛の度合いはまったく違います。細かい数字を突き合わせるのが苦にならない人もいれば、私のように得意でない人もいる。強みを活かす配置の裏側で、何を苦にしないかも同じくらい見ています。

ここで捨てているのは、全員で等しく我慢して分ける、という一番公平に見えるやり方です。嫌な仕事を頭割りにするのは公平ですが、誰も得をしません。それを捨てて、偏らせています。

きれいごとは書かないでおきます。嫌な仕事は、誰が持っても嫌な仕事のままです。楽しくはなりません。変えているのは、誰が持つかだけです。

だから、性格の違う人が揃っているのがいいと思っています。似た人ばかりだと、誰も引き受けたくない仕事が余ります。バラバラだから配れます。

まだ途中です

時計を見ながら働く人はゼロになったか、と聞かれれば、まだです。少人数の会社でも、配置は決めたら終わりではなく、仕事の中身が変わるたびにずれます。だから「やってて楽しい?」は、これからも聞き続けることになると思います。

このシリーズでは次に、いま誰がどの領域を持っているかという組織の話、その次に仕事の回し方、そしてAIの使い方を書く予定です。今回はその手前の、なぜそう配置しているかという話でした。

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